今月から、愛知県刈谷市の全ての小中学校で「夜9時以降の携帯、スマホ禁止」という話、皆さんはどうお感じでしょうか?

これには、犯罪防止やいじめ防止、更には睡眠時間の確保等、色んな理由があるのでしょうが、そもそもこの「禁止」という言葉、子ども達が最も嫌いな言葉なんじゃないかな。

この「禁止」という言葉を安易に使ってしまうあたり、大人達のまるっきりのセンスの無さが現れてます。 しかもよりによって「携帯禁止!」だなんて、もはや子ども達にケンカ売ってるようにしか、私には見えません。

携帯って、子ども達にとっては命ですよね?いやいや、子ども達にとってだけじゃなくて、むしろ携帯を肌身離さず持ってないと落ち着かないっていうのは、大人の方が多いんじゃないかな?

夜間携帯を取り上げることで、果たして本当にいじめは減るの?犯罪は減るのかな?もちろん全く効果が無いとは言いません。けどね、もっと大切なこと、大人たちが子どもにきちんと伝えなければ、教えなければならないことがあると思うんですよ。そういう部分は端折られて、ただ安易に「禁止」というのは、ただ学校や教育委員会やPTAが安心したいだけなんじゃないかと、私は感じてしまうわけです。

私がちょうど中学生の頃、いわゆる「校内暴力」という言葉が使われ始め、ここ愛知県の私たちの年代が全国で最も「ひどい!」世代だと言われてました^^;そんな私たち世代が、今まさに10代の子の親になっているわけですよね。私たち世代が大暴れしなければならなかった理由、それは他でもない大人達の「無理解」そして「理不尽」だったんじゃないでしょうか?

そんな私たちが大きくなって、今度は、自分たちがされて一番怒り狂ったことを子ども達にしているわけですよ。なんかおかしくないですか?そんなこと、子ども達に通じるとでも思ってるのでしょうか?

学校中をメッチャクチャに破壊しまくる程に暴れた私たち世代に比べたら、今の子ども達はとってもおとなしい、いわゆる「良い子」がいっぱいです。でも子ども達に「良い子」を押し付けることほど恐ろしいことはないと、私は思っています。

子ども達に道を示したければ、まず、大人から。大人が子どもを信用しないで、子ども達は一体何をどう信じられるのでしょうか?

なんでもかんでも「禁止」というこの言葉は、「信じる」ということとは対局にあるように感じます。「禁止」という言葉で何でも片付けるのでは無く、もっと本気で子ども達に向き合い、子ども達の声を真摯に受け止めることが必要なんじゃないかなって思います。

私たちだって、かつてはみ〜んな子どもだったんだから。

クイーンズベリーは、名古屋のセントラルパークからスグの場所にある女性専用のカウンセリングルームです。
お買い物のついでや、学校やお仕事の帰りなど、「疲れた〜」っていう時にはどうぞ気軽にお越しくださいね。

学生料金も設定しています。

皆様にとって、カウンセリングがもっともっと身近になればと願ってます。

カウンセリングルームQueensberry
代表カウンセラー 高木繭子

 

 

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